馬頭絵馬市
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火の見やぐら
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飛騨高山:夏の風物詩/馬頭絵馬市(8月1日〜15日)
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名馬・山桜の主君への思いを火消し[馬頭組]が火の見やぐらに受継いだ


2007年3月17日の新聞各紙で報道されましたが、山桜神社馬頭様の火の見櫓が国の登録有形文化財に指定されることとなりました。

[馬頭組火の見櫓]は、嘉永7年に陣屋の御役所に火消し[馬頭組]から、火の見櫓建設の願いが出されています。当時に建設された火の見櫓は、明治5年の向町大火の時に消失しましたが、その後再建されました。現在の火の見櫓にある半鐘には明治11年の銘が有りますので、おそらくその時の再建と推測されます。

大正9年には鎮火50年祭を執行しています。昭和7年の本町通りの歩広めで現在の参道のところに移されました。さらにその後、山桜神社の社地拡大・神社改築が昭和11年で、その時現在地へ15m程移動して、そのままの姿を今にとどめています。

昭和になって外壁は、雨漏り対策や、戦時中の防空看視等の事もあり、板張りの櫓にトタンを貼り、コールタールで塗装した姿になっていました。

元々は縦板張りの姿でしたので、まちづくりの観点からも、平成の修理(2006年)を行い往事の姿に戻す事になりました。

杉板の一枚物を特注で挽いて頂き、防水効果・防腐対策として塗装をかけてもらっています。骨格は元々の材をそのままに伝えていますので、木の持つ耐久性や細工仕事の見事さはそのまま今に伝えています。

まちの変遷を見守ってくれた本町会のシンボルです。これからも大切に守っていきます。



火の見やぐら

勇の丁次
 

やぐら補修   やぐら補修
▲火の見櫓の修理   ▲特注で挽いた杉板の一枚壁
 
 
勇の丁次

当時の火消し[馬頭組]若衆の
団結力・まちを守る気持ちを、
本町会の心粋としてシンボル化した
キャラクター[勇の丁次]
(いさみのちょうじ)

  登録有形文化財(建造物)

平成8年10月1日に施行された文化財保護法の一部を改正する法律によって、保存及び活用についての措置が特に必要とされる文化財建造物を、文部科学大臣が文化財登録原簿に登録する「文化財登録制度」が導入されました。

この登録制度は、近年の国土開発や都市計画の進展、生活様式の変化等により、社会的評価を受けるまもなく消滅の危機に晒されている多種多様かつ大量の近代等の文化財建造物を後世に幅広く継承していくために作られたものです。

これは届出制と指導・助言・勧告を基本とする緩やかな保護措置を講じる制度であり、従来の指定制度(重要なものを厳選し、許可制等の強い規制と手厚い保護を行うもの)を補完するものです。

(文化庁ホームページより抜粋)
 


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